チキンのハーブ焼き

「Kさん、ダイエットはうまくいきましたか?太りすぎると、息が切れて大好きな

冬山は歩けませんよ」
 Dからの電話だ。俺は夏痩せとの相乗効果を狙ってダイエット食のベジタリ

アンに近い食生活が続けていた。


「お前、今どこだ?仕事終わったのか?」
 と、言いながら、あまり落ちているようには思えないお腹の皮下脂肪をさわってみた。


「今日は、直帰ですから、会社には戻りません」
「そうか、ちょうどいい。バーボン買って来い。ジャックダニエルがいい」
 と、言って肉とバーボンの香りを想像した。


「30、40分でいけると思いますが、どうしました?」
「ベジタリアンは、やめた。肉を食うぞ。チキンのハーブ焼きを作ってやるから、ジャック

ダニエルと大きい氷を買って来い」
 どうやら、体と心が肉の油と食感を要求しているようだ・・・。


 ベランダのローズマリーとタイムの鉢植えから一本づつ枝をちぎる。ステンレスのボールに

みじん切りにした玉ねぎとにんにく、枝からとったローズマリーとタイムを加え、白ワイン

を注ぎ、塩を一つま入れた中に大きめにカットしたチキンを入れて軽くかき混ぜてから冷蔵庫

に入れた。

 オーブンを200度に温める。付け合せのサラダ用にレタス、玉ねぎ、にんじんを洗い、水気を

切って食べやすい大きさに切って皿に盛りつけた。そして、チキンを冷蔵庫から出して皮を上に

して耐熱皿に並べて、オリーブオイルをかけてオーブンに入れた。

 

キッチンを片付け、フォークとナイフを探して出しておいた。暫く焼いている間にCDの曲を選ん

だ。男二人だから、女性の声のリアン ライムスがいい。曲をかけて、テーブルのセットをしてい

ると、ノックもなしにDが入ってくる。


「こんちわ。やっぱ、バーボンにはカントリーミュージックですよね。チキンとハーブのいい香りで

すね。昼間は蕎麦だったのでハラペコです」
 と、勝手にしゃべりながら、レジ袋の中からバーボンと氷を取り出すと、勝手にテーブルに並べら

れたロックグラス2つに不揃いの大きい氷を、それぞれのグラスに入れてジャックダニエルを指2本

ほどの高さに注いだ。そして、Dは左手の人差し指でかき混ぜてからグラスを上げた。


「それでは、ダイエットの失敗に乾杯!」
 と、言ってこれまた勝手に乾杯をした。


「ま、そんなところだ。チキンも焼き頃だと思う。今から出すぞ」
 ゆっくりとオーブンから出してテーブルに置いた。そこには海で、ひと夏過ごし、余計な油を落とし、

こんがりと褐色にダイエットしたようなチキンが並んでいた。

 

 

P.S. ヘッドの四葉、ただいま35枚。

 

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